無教会キリスト教Blog~神なき者のための神、教会なき者のための教会~

無教会主義というのは教会不要論ではなく、建物なき教会、壁なき教会、儀式なき教会、聖職者なき教会です。内村鑑三によって提唱されました。それはイエス・キリストを信じ、従うという心のみによって成り立つ集まりです。 無教会主義は新約聖書のパウロによる「恵みのみ、信仰のみ」を徹底させたもの、ルターによる「万人祭司」を徹底させたもの。無教会主義の立場から、宗教としてはおさまりきらないキリスト教の社会的可能性、政治的可能性、 哲学的可能性を考えます。

2020-12-25から1日間の記事一覧

難民たちのメリークリスマス

クリスマスによく引用されるのはルカ福音書の聖誕物語ですが、マタイ福音書を読んでみましょう。 マタイ福音書では、ヘロデの暴政を逃れてエジプトへ渡るイエスの家族が書かれています。 イエスの家族は難民だったのです。 このことはあまり語られません。な…

誰が平和を語るのか

平和が大切であって、分派や党派争いはよくない。これは聖書的にも真実であるどころか、宗教に限らず普遍的な真理です。 しかし、それは平和を誰が語るかによります。 独裁者が「争いを止め、平和を求めましょう。分派や党派による分裂はよくありません」と…